刃物の見方(本)/田山
2015年1月29日
こんにちは。
制作の田山です。
昨日までの雨もあがり晴れましたが、今日も寒い一日でした。
早く春が来て欲しいものです…
唐突ですが、家具職人にとって道具は大切なものです。
職人の世界では、「道具を見ればその人の腕がわかる」とまで言われるくらいです。
今日は、現在僕が読んでいる道具について書いてある本を紹介をしたいと思います。
『刃物の見方』 岩崎 航介 著 慶友社 昭和44年初版発行
この本は新潟県三条の鍛冶屋さんを訪れた時に紹介していただいたものです。
それは初版本で文体も読みづらく、もう販売されていないだろうと思っていました。
しかし、改訂版が出版されていることを知り、すぐさま購入しました。
良い刃物・悪い刃物とは何か、刃物の材料についてなど様々なことが書かれています。
家具を作る技術も大切ですが、しっかりとした道具を見極め、それを精巧に仕込む技術というのも、
職人にとってはとても大事なことではないかと思います。
良い道具というのはある程度の出費も覚悟しなければなりません。
しかし、より良い家具を制作するためにも、優れた道具を手に入れ、それを完璧に使えるよう
精進していきたいと思います。