飾り棚の制作②/淺井
2016年3月13日
こんにちは。
制作の淺井です。
さて、前回に引き続き、現在制作中のカウンター兼飾り棚のご紹介を致します。
側板や天板、それぞれの部材の加工が全て終わったら、各パーツごとに接着をしていきます。
本体は飾り棚×2、ゴミ箱収納、ブックスタンドの計4パーツに分かれています。
これらを現地で組み合わせ、カウンターの天板等を乗せるという行程です。
今回の様なパーツを分けて組み上げていく制作の場合、
仕上がり寸法を誤差なく作り上げるために、接着時のあっていによる収縮等を考慮し、
各部材を木取っていくことが重要になります。
こちらが飾り棚×2になります。
ひとつでも幅900の大きさがあります。
寸法を確認しながら、ひとつひとつ進めていきます。
ブックスタンド
ブックスタンド裏ゴミ箱収納
この様に両面の使用が可能です。
余談ですが、チェリーの化粧合板はとても日焼けしやすい(日焼けが目立ちやすい)材です。
なので保管方法、場所も気を付ける必要があります。
合板とはいえ木目があるため、無垢材と同様、出来るだけ綺麗に見えるように木取りをします。
今回は家具の寸法を考え、はぎ合わせのピッチを特注でお願いしたチェリー合板を使用しました。
このひと手間だけで製品の仕上がりは大きく変わってきます。
本体が組み上がったら次に引き出しや扉の加工に入ります。
接着後の本体から実寸を拾っていくことで、より正確で綺麗に納めることが出来ます。
引き出し接着
引き出しには無垢のシナを使用していますので、オフホワイトの清潔感ある仕上がりになりました。