ロッキングチェアの制作/田山

暖かくなったと思ったら、明日はまた寒くなるようです。

桜もぼちぼち咲きはじめていますが、今週末はお花見日和とはいかなそうです。

さて、工房の方はというと、ロッキングチェアのオーダーを受け現在製作中です。

お客様の体のサイズを測らせて頂き、それを元に図面を起こしていきます。

その図面から1/10スケールのミニチュアを作り、バランスを確認します。

さらにここから、原寸図を書いていきます。

平面図・正面図・側面図の三面図とも原寸図で書きます。

この原寸図が制作をする上での全ての基となります。

角度や長さなどをここから拾っていくので、原寸図は正確かつ、三面図のそれぞれが辻褄があうようになっていなくてはなりません。

原寸図が書き終わると、これを元に合板で原寸大のモックアップを作ります。

お客様に実際にこのモックアップに座って頂き、座り心地や細かな点の確認をしていきます。

そして変更点を原寸図上で修正し、その後ようやく実際の制作に入っていくのです。