ロッキングチェアの制作④/田山
2017年12月18日
今日はホゾ加工から着ていきます。
幕板が同じ高さで一周ぐるっと回っているデザインのため、
ホゾ加工はホゾの中にホゾが入るという複雑なものになります。
なので加工はかなり厳密になります。
はめあいがきつ過ぎれば割れてしまい、ゆる過ぎれば強度が持ちません。
原寸図から自由定規で角度をいけどり、部材に墨を引いていきます。
加工自体は穴あけのときに使用した角度治具を用いて、機械で行います。
手掛け部分は、床に対して水平になるように作ります。
後脚が転んでいる(角度がついている)ため、手掛けのホゾはホゾ自体に角度をつけ、床に対して水平になるようにします。
※写真は後に制作したBW材のものです
ここは全て手加工になります。
幕板・手掛けのホゾ穴、ホゾ加工が終わると、一度仮組みし、正しくできているか確認します。
この後旋盤加工に入っていきます。