ロッキングチェアの制作⑥/田山
2018年1月29日
こんにちは。
制作の田山です。
引き続きオーダーメイドのロッキングチェアの制作について書いていきます。
旋盤加工が終わり、仮組をしたら、ねじれや歪みがないか確認し、問題なければ削り込みの作業に移っていきます。
ソリ、手掛け、背板などの局面加工が必要なものの削り込みです。
背板は真ん中部分が厚く、外に行くに従って少し薄くなるように削り込みます。
ソリ部分は、まず型を作り、トリマーという機械で型通りに削っていきます。
その後、厚み方向の曲線を手鉋で削って仕上げていきます。
この曲線は原寸図から拾い、それに合わせて厳密に削ります。
最後に床との接地面を削っていきます。
最終的には仮組みして床と水平に、面で当たっているかを確認し、微調整を施していきます。
手かけの加工も手鉋で加工していきます。
手かけの加工し終わったものがこちらです。
左右方向、上下方向ともに曲線をつけていきます。
前脚と接合する部分は、接着後に削りこんで行くため、周りを大きめに残しておきます。
これで接着前のすべての加工が終わりです。
加工がすべて終わった状態のパーツがこちらです。
あとはサンドペーパーで仕上げを施し、接着に向かっていきます。