エクステンションテーブルの制作③/淺井
2018年5月22日
こんにちは。
制作の淺井です。
当ホームページがリニューアルしました!
構想開始から大分時間が掛かりましたが、なんとかかたちになりました。
現在はまだトップと一部のページだけですが、お客様の声などの新しいカテゴリーも追加されています。
よりわかりやすく、少しでも多くの方に見ていただけるよう、今後も随時更新していきます。
ブログも職人自ら日々の制作の様子などをアップしています。
併せてfacebookやInstagramも絶賛更新中です。
是非ご覧ください!
さて、エクステンションテーブル制作も後半戦です。
大きな天板を支えるため、脚にも強度が必要になってきます。
板材を練り合わせ、100mm角の角棒にしてから、足先にテーパーを付けていきます。
板材を練り合わせた時に木目に違和感が出ないよう、木取りを考えていきます。
併せて幕板の木取りも行います。
製材後、ホゾ加工、穴あけ、仕上げ等々を行い、左右の脚をそれぞれ接着していきます。
エクステンションテーブルで天板に合わせて可動させるため、このように左右の脚を分けて作る必要があります。
機構に影響してくる部分なので、ねじれや直角を確認しながら、ズレなく接着します。
足先に向かってテーパーがついているため、幕板の胴付き面(接着面)もその角度に合わせて斜めになっています。
このような目立たないところでも、ひと手間と正確な加工が必要になってきます。
天板の仕上げをし、、
ようやく、すべてのパーツの加工が完了しました。
残すはスライドレールやジョイント部分の取り付け加工です。
海外から送られてくる金物であったため、手に入れてから制作を開始しては間に合わないという事もあり、
このレールが手元にない状態で木部の加工を進めていかなければなりませんでした。
初めて使用する金物なので、上手く機能してくれるか、ドキドキしながらの作業です。
位置を確認し、実際に取り付けていきます。
上手く収まりました。
強度も問題無いようで、ひと安心です。
いよいよ完成が見えてきました。
各天板にジョインターを取り付け、、、
最終仕上げ、塗装をし、、、
完成です!!
完成です!!!
工房の作業台を移動させて、スペースを作らないと置けない位の大きなテーブルです。
特徴ある木目のブラックウォールナットが存在感を出しています。
スライドレール、ジョインターともに現状しっかりと機能してくれており、
お客様のご要望通りのテーブルが作り上げられたのではないでしょうか。
前回のブログでも書かせていただきましたが、このサイズとエクステンションテーブルという要素が、
制作の難易度をワンランクアップさせているように感じます。
必要なところで他のスタッフの手を借り、お客様とも都度打ち合わせさせていただき、
想定以上の仕上がりになったと思います。
当工房では最大級のテーブル制作ということで、チャレンジな取り組みになりましたが、
無事完成させることができてほっとしています。
納品の様子は次回のブログでご紹介したいと思います。