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五角形のホワイトオークのダイニングテーブル - すわる くつろぐ -

サイズ    W1400×D1200×H700

使用木材   ホワイトオーク(アメリカ)

五角形のダイニングテーブルを制作しました。
来店時にお客様が正確な図面を持って来られました。
材はミズナラかホワイトオークの板目。6枚はぎくらい。
板厚は40mm位で斜めに面を大きく取る。
角の丸みもミリ単位で考えられています。
こうした明確なオーダーには、お客様がしっかりイメージしている物を
作り上げるだけでなく、 それ以上の良いものを目指さなくては、
ご満足いただくことはできません。

まずは材選びです。
ナラやオークの板目材は反ったり、割れたりすることが多く、
厚く製材されることがほとんどありません。
20cm幅を越し、45mm以上の厚みのあるナラやオークの板目材は、
実はとても貴重な材なのです。
工房内にまとまった在庫はなく、何か所もの製材所に問い合わせましたが、
見つかりません。
探し回るしかないと、在庫の多い材木屋さんに出向き、宝探しです。
倉庫の隅で、埃をかぶった7枚の板目を発見!
「これってホワイトオークですか?」
「そうだったかな。良く見つけたね~」
十年も前に自社で製材された材の残りでした。
アメリカ挽きではなく、優良丸太を日本で挽いた特級品です。
幅はどれも25cm以上あります。これで勝負ができます。

工房に持ち帰り、一皮削って、木目や色味を見ながら
使用する材や場所を選びます。
この作業が一番重要で、完成したテーブルの美しさを
大きく決めることになります。
7枚から4枚に絞り、木取っていきます。
今回のテーブルの長さは1m40cmとなります。
実は流通している材でこうした短い物はありません。
今回の板は2mと最短でしたが、それでも50cm位は
使わないこととなります。
オーダーメイドでないと、なかなか決心がつかないような、
贅沢な木取りです。

接着を終え、五角形にカット。
ここまで来れば、ゴールが見えて来ます。
後ろでは、旋盤加工で丸脚を削り出しています。

納品に。今回は幕板がないデザインでしたので、鉄の反り止めを入れました。
鉄はT字型になっていて、そう簡単には曲がりません。
オークの厚みのある板目ですので、1m40cmの長さに対して
3列入れました。
できることは全て行って、一期一会の門出の無事を願います。

きれいな中杢ながらも力強いオーク材の木目が存在感を放っています。
希望以上の5枚はぎも実現し、見本写真以上のきれいな材で、
しっかり天板を仕上げました。
無事納品完了です。
面の取り方等、少しこちらの意匠を入れましたが、
やはり明確なイメージを持たれてのオーダーだけあって、
直ぐに気付かれました。
「ただの丸い面ではないんですね」
「ただの丸だと緊張感が無くなるので、天板の上側は
少しエッジを残しています」
「これが作り手のセンスなんだね~」
なんだか嬉しくなりますね。

後日メールをいただきました。
「大変満足のいく仕上がりで、しっかりと造りこんでいただいた
意気込みを感じました。ありがとうございました」
建築のお仕事をされているお客様。
「造りこんでいただいた意気込み」という一言。
同業者としては最高の誉め言葉ですね。
嬉しい限りです。