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火鉢の修理 - しゅうり しゅうふく -

 

火鉢の修理をお受けしました。
長年、蔵の中に置かれている間に虫に喰われ、無数の穴が開き、一部の内部が朽ち始めていました。
完全には直せないところまで傷んでいましたが、出来る限りの努力をするお約束をし、取り掛かりました。

この火鉢は、大きな木の切り株の内部をくり抜き、銅板を貼ったものです。
まずは無数に開いた穴の内部を清掃し、防虫剤を注入します。
防虫剤自体、無害では無いので、健康に害のないまで乾燥させるため、2ヶ月くらい陰干ししました。
防虫剤が抜けた後は、特製のパテでひとつひとつ穴を埋めていきます。
一回できれいに埋まる訳ではないので、埋める作業を何度も繰り返します。
これが今回の一番の作業で地道な穴埋めが何日も続きます。

最後に塗装します。
色味を見ながら、何度となく塗装し、風合いを出します。
大きく朽ち落ちていた箇所もきれいに埋まり、虫食いとは気付かない程度には修繕できたのではないでしょうか。

火鉢内部も清掃、塗装した上で、お納めしました。
祖先が大事にしていた物がきれいに戻り、喜んでいただけました。