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ケヤキの机の仕様変更 - しゅうり しゅうふく -

ケヤキの机を丸天板の小テーブルへと仕様変更しました。

100年以上前から実家で使用されてきたもので、お客様が子供の頃、この机で勉強していたとのこと。
今は引き出しも無くなり、使うこともできない状態となっているが、捨てることもできず、ずっと置いてあったそうです。
「形を変え、子供達の代になっても使えるようなものにできたなら」と、ご来店されました。

天板はケヤキの一枚板で、大きくねじれていましたが削り直せる範囲でした。
奥行60cmを命一杯使用して、直径60cmの丸天板のテーブルにしたいとのこと。
「折角ですから、脚も全てこの机を再活用して制作しましょう」と、ご提案しました。

全てを分解し、脚は既存のほぞ穴を埋めたりし、再使用することに。
脚をつなぐ幕板は机の幕板等を上手く使い、接着して厚みを持たせたりし、何とか全てのパーツを用意しました。

完成した丸テーブルです。
天板は丸く削り出した上で、鉋で平面を出し直しました。
塗装は「艶があり、メンテナンスをしなくてよい方が」とのことで、艶ありのウレタン仕上げとしました。

すっかりきれいに蘇えり、ケヤキらしいしっかりとした木目が浮かび上がりました。

納品に。
「全く違うものですね~ケヤキだったってことが良く分かります」
「一目お店を見たときに、こちらでお願しようと思っていました。頼んで本当に良かったです」
「これなら子供達を使ってくれると思います」

無垢の木で作られたものの良さを再認識させられます。
100年以上経って、かたちとしては今の使われ方に合わなくなったものでも、仕様を変え、メンテナンスさえすれば、この先また100年以上は使っていけます。

何か一つでも家の中にそうした物があると素敵なことだな~と、私たちの仕事の意義も重ね合わせました。