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銘板 修理・修繕 - しゅうり しゅうふく -

学校からお預かりしたものは校舎入り口にある銘板です。
昭和53年に作られたもので、立派なケヤキの一枚板でできています。

日焼けが進んで文字が読みづらくなってしまったことと、
右上の割れを修繕したいということでお預かりしました。

まずは表面の日焼けを落としていきます。
文字の間は思った以上に繊細な作業でした。
強く当てるとどんどん色味が変わってしまうので適度なところで
止めなくてはならず細かい部分は慎重にペーパーをあてていきます。

右上の割れは割れた上にずれてしまっている状態です。
もとはつながっていたところですが、無理に戻すと
余計に割れが大きくなる可能性があるため圧力は加えず
木を埋めることになりました。

裏側の木目が似ている部分から刳り抜き、表側に埋める計画です。
同じ木ですが目の流れ方が合わず意外と候補が少ないことに驚きました。

刳り抜く作業は簡単ではありません。
45度に刃を入れ、三角形の棒を取り出すということです。
候補が少ないこともあって失敗は許されません。

裏側は樹脂系のパテを埋め表側に取り出した木を埋めます。
刳り抜かれた部分も埋めます。

割れが進まないように裏側に金具を取り付けました。

改めて塗装を施し、文字の微修正をし、納品しました。