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サクラ材のデスク - ねる まなぶ あそぶ -

サイズ 天板 w1630㎜×d700㎜
    総高 723㎜  
使用木材   サクラ無垢材

ご自宅でパソコン作業をされるときのデスクが欲しいということで
ご依頼いただいた制作です。

今回のご依頼主様は、夢はお庭に桜を植えること、
という大の桜好きでいらっしゃいます。

いつでも桜を楽しみたいということで、使用する材はもちろん、桜です。

まずは天板を決めるところからです。
天板としてはダイニングテーブルにもできる程のサイズになります。
デスクとしてはかなり贅沢なつくりです。

3案ご提示してこちらの材に決定しました。
木取り線をかいて実際に、
ご依頼主様のご自宅に伺っての打ち合わせです。
最終的な天板の木取り方と仕様を確認します。

天板の正面は木の樹皮を残すので、
当て木を準備して2枚の板を接着します。
作業としてはダイニングテーブルをつくっている感覚と同じですね。

ここまで大きな総無垢のデスクは
当工房でも頻繁にあるものではありません。

両袖の本体、引き出し、開き戸の木取りをしていきます。
特に前板はデスク全体の印象を決める大事なパーツなので
まずはイメージを確認してからそれに合った木取りをしていきます。

今回は天板が板目の2枚はぎなので前板はシンプルに柾目でそろえるか。
全体的に板目を多用するか。

最終的に、下部に細目の板目を配置し、上部を柾目にして、
正面全体で一枚板に見えるように制作しました。
天板の存在感を邪魔することなく、シンプルすぎず、
板目はおとなしいもの選びました。

天板は塗装を重ねていきます。
当工房では、ウレタン系オイルというものを使用していきます。
木部に含侵し、塗り重ねることで塗膜を作っていきます。
ウレタン塗装と、オイル塗装の両方の性質を持っています。

つやが出てくることで木目の揺らぎが際立ち、とても美しい表情になりました。

このデスクは当初は天板に脚だけというシンプルなものでしたが、
使用中のデスクに入っているものは、やはり収納が必要ということになりました。
せっかくなのでパソコン周辺機器も入るものにしましょう、ということで
打ち合わせを重ね、数ミリ単位での制作になりました。

総高さが決まっている中で、収納するものを機能する状態でおさめます。
従来の構造と少し変えた部分もありますが、無事すべておさまりました。

左袖の中はパソコン周辺機器を収納するので
裏板は思い切って取り付けませんでした。
配線の多さと熱を逃がすためですね。
家具という観点からみれば裏板なしか…という感じもありますが、
機能的で使いやすいものになったと思います。

本をたくさんお持ちのご依頼主様ですので、足元のスペースも活用します。

正面だけ見ても大きさがわかるほどですね。
右袖はすべて引き出しになっています。

大変長いお時間をいただきました。
何度もお打ち合わせをさせていただき、
ご相談いただいてからお届けするまで5か月かかりました。
その分、細かい部分までこだわって制作することができました。

納品の際には本当に喜んでいただきました。

ご自宅での作業がこのデスクがあることで、
少しでも充実した時間になりますように!