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ブラックウォールナットのカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン・箸入れ) - かざる のせる かける しまう -

ウッドボディーサイズ    L360×W215×H50 
使用木材          ブラックウォールナット無垢材
              ブラックウォールナット天然木化粧合板 

ナイフ・フォーク・スプーン・箸が入るカトラリーを制作しました。
「何年も探し続けても、気に入るものが見つからなくて困っています」
「必要な数は10個ですが、作っていただけませんか」とのこと。
小物は手間のかたまりのような物で、数が少ない場合、利益を出し難いお仕事になります。
いろいろお話を伺っているうち、オーダーメイドしか無理だろうとの結論に達し、お引き受けしました。

入れたい物は決まっていて、4セット入るものがほしいとのこと。
左から順に、試作を繰り返し、少しでも小さく、使い易くなるよう打ち合わせを重ねました。
「あと1mmこの間を小さくできませんか」「この置き棒を5mm上げられませんか」と、何年越しの想いのリクエストが続きました。

デザインは決まりましたが、それぞれを仕切る板がとても薄くなってしまいました。
薄い仕切りは4mmで、もはや木としては強度不足です。
底板を2重にして、上底板の裏から2mmの細いビスをもんで補強としました。建物で言えば鉄筋づくりですね。

オーダーメイドの家具工房アクロージュファニチャーとしては、材はブラックウォールナットの柾目板ですっきり制作しました。
銘木でもあるブラックウォールナット。小物になっても良い存在感を発揮してくれます。

下からもんだビス頭を隠すため、下底板も設けました。
側板は留め加工のかんざし止めにしました。

小物は接着や仕上が、なかなか大変です。
小さくてもひとつひとつの作業時間はあまり短縮せず、接着等の圧締時間は変わりません。
根気強く、細かな作業が続きます。

小物は塗装も大変です。
小さな筆で塗っては、きれいに拭き取っていきます。
その作業を一日1回。3日続きます。
水に対する耐久性が求められるので、今回は拭きウレタン塗装を施しました。

完成したものを納品に。
「色々わがまま言ってすみませんでした」
「いいですね~ありがとうございます」
過去最小クラスのオーダーメイドでした。