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ケヤキの卓上鏡の制作 - かざる のせる かける しまう -

サイズ  H340×W300×D60  
使用木材 ケヤキ無垢材

卓上で使える置き鏡の制作依頼を頂きました。
条件は「卓上」「民芸風」「裏面マグネット」です。
樹種には黄味で板目が強く、木の表情豊かなケヤキをご提案しました。

鏡の裏面にマグネットが付けられるようにしたいというご希望でしたので、裏面に鉄板を仕込みます。
元はシルバーの単なる鉄板でしたが、それでは味気がないので、焼き付け塗装を施し、鋳物風の仕上がりをご提案しました。デザイン的な部分も基本はお任せ頂いていましたが、出来上がりの印象を変えるような要素は実際にご確認いただきます。

鏡と鉄板の厚みやサイズが決められている中での留め加工なので、塩梅はシビアです。
伸縮や反りがない鏡や鉄板と、常に動く可能性のある無垢材の収めは、逃げを考慮して設計します。
接着もズレが出ないように慎重に行います。

全体を民芸風だけで構成してしまうと少し野暮ったさを感じる恐れがあるので、バランスを考えて金属を配置。シャープさを加えました。
鉄板と同様、左右の脚やネジも焼き付け塗装を施し、木部と金属部にコントラストを付けます。

四方のカンザシにも共材を使用。
縁にはあえて節を残しました。
節もバランスを考えて配置することで、ひとつの意匠となり、さらに今回は「民芸風」というご希望でしたので、そのイメージにも合わせる事が出来ました。

左右のネジは手締め式で、任意の角度で止めることが出来ます。
小さなものですが、鏡として、マグネットスタンドとして、置き場所や使い方次第でとても利用価値のある一品になったのではないでしょうか。
既存品では中々感じ難い、「イメージ通り」「期待以上」を今回のお客様にも感じて頂けたようで、無事納品完了です。