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ブラックウォールナットのオーディオラック - かざる のせる かける しまう -

サイズ W975×H818×D440
樹種  ブラックウォールナット無垢材、牛革、ガラス

オーディオラックの制作依頼をいただきました。
黒っぽいイメージで、前扉を閉じた状態でもリモコン操作が可能、そして、用途に合わせて仕様変更ができるようにしたい、というご希望でした。

お客様のイメージから、今回はブラックウォールナットをご提案。
特に木目に特徴のある材をご用意させていただきました。
素性が良く、木目の綺麗な柾目材で出来上がった製品も美しいですが、木目の表情が豊かで、木の個性が感じられるものを好む方も多くいます。
このような材の場合、はぎ方ひとつで出来上がりの印象がガラッと変わります。

板はぎを行う前に、いくつかの組み合わせのパターンをご覧いただき、プロの意見をお伝えしつつ、お客様にとっての最善の選択を探っていきます。
それぞれの部材のはぎ口ラインは厳密に揃えます。細かな納まりですが、ここでの僅かな誤差が、見た目の美しさに影響してきます。

本体とトップの天板は6枚の板材で固定されており、各所にジョイントパーツを使用することで、これらを取り外すことが出来ます。
状況に合わせて、ご自身で一段増減することが出来ます。
外側の板材には、掘り込んだ部分に黒い革を張り、意匠をひとつ加えました。

前扉のガラスは透過性で、扉を閉じたままでも中の機器をリモコン操作することが出来ます。
中の可動棚がある位置に来た時、ちょうど機器がガラスの範囲に収まるよう設計しています。
木、革、ガラス、異素材をバランス良く配置することで、モダンな仕上がりになります。
ブラックウォールナットの豊かな木目とそれぞれの素材の異なる黒色が相まって、品の良い立体感が生まれました。

とても綺麗に整理されたお部屋とフローリングの雰囲気にもマッチしているのではないでしょうか。
ご依頼主様には度々工房にお越しいただき、都度進捗をご確認いただきました。
各打ち合わせの段階で、期待以上のものをご提案出来ていたようで、完成品をご覧になった時もとても喜んでいただけました。
材の木取り、各パーツのサイズ、配置、素材…
こちらの細かなこだわりや工夫にも共感され、嬉しいお言葉をいただきました。
今回の様な仕様や多数の異素材使用も当工房ではあまり経験の無い事でしたが、お客様にその機会をいただき、我々にとっても学びの多い制作でした。
ありがとうございました。