リフォーム住宅の家具の制作/田山
2015年3月20日
こんにちは。制作の田山です。
現在リフォーム住宅のキッチンや収納の制作中です。
今回は、普段の無垢材の仕事とは違い、合板という材料での制作がほとんどです。
とはいえ、無垢とはまた違った大変さがあります。
全部で6ヶ所の家具を制作するので、図面の量が違います。

【打ち合わせの様子】
加工する部材の数も段違いで多いです。
なので木取り表が必要になってきます。
【木取り表】
これは歩留まりよく、材料の無駄が極力少なくなるように、
一枚一枚の板からどの部材を取っていくのかという表です。
また、合板といえども、より美しくなるように、色や木目をしっかり見て木取りを行います。
材料が届いてみないとこの木取りはわからないので、事前に作製した木取り表と変わってきてしまいますが、
より良いものを作るためには仕方ありません。
加工が始まると、切った部材がどんどん増えていきます。
なので、それが分かるようにしっかり墨(印)をつけていき、加工ミスがないようにしていきます。
現在工房はこんな感じです。
組み上がったものが続々と…
しかしまだ全体の半分程といった具合でしょうか。
残りの箱体の制作、扉や抽斗前板の制作をして、その後も、塗装、扉や抽斗の仕込み作業、
そして取付など、まだまだやることがたくさん…