飾り棚制作③/淺井
2016年3月23日
こんにちは。
制作の淺井です。
飾り棚兼カウンター制作の続きです。
前回引出しの接着までをご紹介しました。
今回の引出しはスライドレール等の金物は使わず、箱をそのまま擦って出し入れする形にしました。
これによってスライドレール使用時より多少の摩擦を感じますが、金物が見える事がなく、昔ながらの手作りの印象を持たせる事が出来ます。
この場合、引出しは箱の側板で支えられているので、ガタツキや出し入れのし易さを決める、仕込み作業が必要になります。
スッと快適な使用感にする為に、箱の要所要所を削り、本体との関係性を良くしていきます。
綺麗に収まりました。
引出しはこれに前板を取り付け、完成となります。
さてここまでで、飾り棚の本体はほぼほぼ完成に近づきました。
ここからは難題である3mのカウンター制作に入ります。
知り合いの方のご協力を得てカウンターの天板は何とか形にする事が出来ました。
今回はこの天板の上に目隠しとなる鏡板が立ち並びます。
トップとなる幅の狭い天板の裏側に溝を突き、木目を見て木取った鏡板を一枚一枚調整しながらはめていきます。
この作業が手間のかかる大変な作業でした。
3mの長さになると天板自体がたわんでしまい、それを考慮、調整しながら、鏡板どうしの隙間がないように、
且つ本体とのラインが合うように仕込んでいく必要があります。
一枚一枚確認しながら調整し
接着します
綺麗に収まりました
裏側はこんな感じです
全体像はこんな感じです
扉も引き出しも木目が綺麗に見える様にこだわって作りました。
さぁ後はプロの塗師屋さんにお願いして塗装をして、完成です!