飾り棚制作④/淺井
2016年4月29日
こんにちは。
制作の淺井です。
桜の花が満開を迎え、春の始まりを感じたのはつい先日ですが、
気付くと木々はあっという間に溢れる程の緑をまとい、その圧倒的な生命力を身近に感じさせてくれます。
さて、以前ご紹介させて頂いた飾り棚が塗装を終え、我が工房に戻ってきました。
各パーツを工房内で仮組みし、全体のバランス調整等の最終工程に入ります。
マットな表面と、チェリーの赤味を帯びた塗れ色がとても高級感を感じさせる仕上がりになりました。
写真左手が飾り棚、右手がブックスタンドになっています。
カウンター上には鏡板を立ち並べ、目隠し兼ちょっとした物置スペースにしました。
裏側はこんな感じです。
写真奥は2名が並んで座り食事が出来る空間です。
手前にはゴミ箱やキッチン家電の収納スペースがあります。
カウンターのトップは塗膜に厚みを持たせ、水や汚れに強い塗装を施して頂きました。
今回はご希望とご予算等を考慮し、取っ手は自作のものを使用します。
全体の色味を考え、取っ手の材は赤味のあるカリンに。
旋盤で丸棒を作り、サイズにカットし、手掛かりとなる段欠きを付けます。
これらを取り付け、ようやく工房内での作業が終了しました。
後は現場での納品、取り付けを残すのみです。
無事お客様に喜んで頂けることを願い、本日の作業終了です。