サクラのテーブル/淺井
2017年1月26日
こんにちは。
制作の淺井です。
東京にも雪がチラつき、寒さが一段と身に染みる季節になりました。
しかし、木で囲まれたこの空間にいるだけでも、少し寒さが和らぐように感じます。
さて今回は昨年末にお納めしたサクラのテーブルをご紹介致します。
総無垢で、2本のサクラから作り上げた贅沢一品です。
木取り
製品になった時、どこのパーツがどの様に見えてくるのか、
それを常に頭に入れながら最良の取り方を探していきます。
天板のはぎ合わせ
今回は天板をブックマッチの2枚はぎで制作します。
仮組
各部材に切り出したら、仮組して、全体のバランスを最終確認します。
接着
食卓ではあるのですが、方向性があり、カウンターのような少し珍しいデザインをしています。
天板下部にはちょっとした棚を設けました。
ティッシュやテーブルウェアなどを置いておくのに丁度良いですね。
塗装
濡れ色で赤味が増し、暖かな雰囲気になりました。
一部ですが、天板に縮杢も見られます。
納品の様子
チェアもテーブルと合わせて新たにご購入されたので、
着席時にテーブルとの高さに違和感が無い様に脚の長さを調整させて頂きました。
ソファの背面にこのテーブルを配置されるとのことで、
ソファサイズに合わせてテーブルを制作しました。
お部屋の広さや雰囲気、手持ちの家具に合わせる事が出来るのは、
オーダーメイドならではだと思います。
後日改めてメールにて、当工房に頼んで良かった、との嬉しいお言葉を頂きました。
実際にご使用されてからその様な言葉を聞くと、ようやくホッといたします。