ロッキングチェアの制作⑤/田山
2018年1月18日
こんにちは。
制作の田山です。
遅ればせながら新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
引き続きオーダーメイドのロッキングチェアの制作について書いていきます。
前回、ホゾ、ホゾ穴加工まで書きました。
それが終わると旋盤加工に入っていきます。
あけたホゾ穴をいったん埋め直します。
穴があいている状態で旋盤を高速回転させ、削ってしまうと、穴の縁が大きくかけてしまう恐れがあるためです。
なので、面倒ではありますが、埋め木をして穴を塞がなければならないのです。
加工は、太さのある前脚、後脚はまだ楽なのですが、細いスポーク部分は刃物をあてるとすぐ震えてしまうため、片手で震えないよう押さえながら削っていきます。
また、事前に書いた原寸図通りになるよう、ノギスで要所を測りながら理想の曲線に仕上げていきます。
旋盤加工が終わり仮組したものがこちらです。
このあとは手かけやソリ、背板の曲面削りをしていきます。