オーダーメイド・アームチェア制作中②/安岡
2018年3月17日
こんにちは、安岡です。
暖かかったり、寒くなったり温度差が激しいですが、みなさん体調はいかがでしょうか。
先日淺井さんが言っていた通り、当工房は現在、フル稼働です。
お世辞でも広いとは言えない工房で2500越えの家具が2つ、
テーブル、アームチェア、ベッドのセットが同時進行です。
毎日がてんてこ舞いです。
そんな中での木工教室はスタッフとしても、生徒さんとお話したりして
とても良い気分転換になっています。
気分転換といっても真面目にやってますよ!
真面目に楽しくです。
先日は私が担当しているアームチェアをみなさんに見ていただきました。
きれいだね~なんていわれると嬉しくなってまた頑張れます。
では、そのアームチェアの続きをご紹介します。
前回、ほぞ穴の加工までご紹介しました。
続いて、背もたれ側にほぞ加工して調整します。
穴が平行四辺形ということはもちろんほぞも平行四辺形です。
あら取りしてこちらも最終的には手加工です。
全てのパーツが揃ったら仮組をして確認します。
脚先は確認後に切り回してすり足になります。
全体の確認が出来たら削り込む部分の形を決めていきます。
座面と背もたれは布を張るため、曲げ合板を作ってもらったので
現物に合わせて冶具を作り、墨付けします。
手掛けの形は岸さんと相談してこんな感じに。
各パーツの形を作っていきます。
全体的に直線的なイメージですが背もたれは基準面以外は曲面だったり
角度がついたりなので慎重に加工します。
数字が決まったものばかりの中にこういうパーツがあると、
数値的にしっかり合わせていかないと多少のズレも非常に目立ちます。
墨をしっかりして曲面と削り込んでいきます。
大体の形が整ったら再度、組みます。
ミニチュアにだいぶ近づいてきました!
細かい調整は続きますが、完成が見えてきましたね。
次回は完成までご紹介します!
お楽しみに!