アクロージュファニチャー

木工教室について/田山

2018年4月18日

こんにちは。

制作の田山です。

今日は木工教室について書いていこうと思います。

当工房で行なっておる教室は、他でよく見るようなDIY教室の様なものとは違い、ノミやカンナなど本格的な手道具を正しく扱う方法から、様々な仕口(部材同士の接合方法)を用いて家具を制作する方法をお伝えしています。

なんだか難しそうだな…と感じてしまうかもしれませんが、現在通われている方の大半が、入会した当初は木工初心者でしたという方で、皆さん一から練習されてできるようになっています。

使用する基本的な道具もこちらで用意しているので、お客様自身で準備していただく必要はありません。

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まず最初に取り組んでいくのは、二方胴付きホゾという棒と棒を接合する仕口です。

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このような穴をノミで掘り、その穴に合わせたホゾを作っていくという練習をしていきます。

これが終わると、今度は板と板を接合するあられ組みという仕口の練習していきます。

お酒の枡などで見たことある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

次に図面の書き方の練習をしていきます。

最初にこちらで用意した図面をトレースして頂きます。

その中で、図面の書き方や、見方というのをお伝えしていきます。

そして、次の課題である、あられ組を用いた自由制作の図面を書いて頂きます。

練習したあられ組みの仕口を盛り込む、という以外は基本的に自由なので、ご自身で作りたいものを考え、その図面を書いていきます。

そして本番の制作に入っていきます。

自由制作で使用する材は、8種類程の中からご自身が気にいるものを選んでいただけます。

あられ組みの制作の例がこちらです。

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これが終わるとスツール(背もたれのないイス)の制作に入っていきます。

こちらで用意している定番の形のスツールというものがあり、最初に作るのはそれをお勧めしているのですが、基本的にはこちらもご自身で考えたものを制作して頂けます。

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ここまでが一連の決まったカリキュラムで、この後は完全な自由制作となります。

※作れるものの大きさなど制限させていただいている部分もあります

また、自分の道具が欲しいという方には、道具の仕込み方というのも教えていきます。

ノミやカンナなどの道具は、買った状態では使えません。

そこから仕込みという作業をすることで正しく使える状態にしていきます。

 

当教室の特徴としては、普段家具制作をしている者が講師として教えているので、ただ作り方を教えるだけでなく、それぞれの材種の特徴や、木目を見ての木取り(材料の取り方)など、作り方以外の知識や考え方といったところまでお伝えすることができます。

1コース月2回、1回が4時間となります。12人を2人の講師で教えていきます。

ご興味ある方は、教室開催日には自由に見学もして頂けるので、ぜひ一度お問い合わせください!

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※Facebookで神楽坂木工教室と検索していただくと、今までの生徒さんの作品がご覧になれます

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