ミャンマーチークの収納ベンチの制作
2014年9月2日
エクステンションテーブルをお納めした部屋の前方に広がるウッドデッキベランダ。
そこに「収納を兼ねたベンチがほしい」とのことでした。
屋外なので、太陽光や風雨にさらされます。
この過酷な状況下で、箱物を維持するのはなかなか難題です。
特に、固定されない蓋となる座面をどうするか。
不具合が出たら手直ししますとお約束し、制作に入りました。
材は世界一の耐久性を誇るミャンマーチークを使用しました。
原木は輸出が厳しく制限されている超高級材なため、フローリング材を使用しました。
本ざね加工で木の伸縮にも対応でき、今回の目的にもばっちりです。
フローリング材だけでは強度不足なため、内箱を集成材で用意し、防腐剤を含浸させておいた上で、着色塗装します。
組立はウッドデッキ用の化粧ビスを使用し、角は留め加工ですっきり見せました。
難題の天蓋。見た目を重視し、端ばめ様式にしなかったので、内張りをして補強。
インテリアとしては問題ないのですが、エクステリアとしては…経過を見守ります。
中央のテーブルはミャンマー製で、良いものがインターネット販売されていましたので、
それをお勧めし、購入・組立・補強・塗装をして、同時にお納めしました。
ベンチの裏にはキャスターが付いていて、転がせます。
普段は収納。ときにはベンチに。
外で使うのがもったいないくらいの立派なセットとなりましたね。