ページの先頭です

欅(けやき)一枚板のダイニングテーブル - すわる くつろぐ -

テーブルサイズ    L1900×D1250×H700
使用木材       欅・けやき(日本)

欅一枚板のダイニングテーブルの制作のご依頼をお受けしました。
①天板は耳付き欅一枚板で長さ1850mm位
②天板の厚みがあって、重厚な仕上がり
③同じ空間にあるアンティークな水屋箪笥等に色を合わせて
④脚はいわゆる高さの変えられるT脚様式で
とのご要望がありました。

欅の一枚板のテーブルは無垢の置き家具の中で王道な逸品です。
良い物を作りたいという職人魂のようなものが湧いてきます。

喜んでもらえる良い天板をご用意したいと、東京・岐阜・静岡・栃木等の銘木を扱う材木店を周り、5枚の候補を用意し、ご自宅に伺いました。
置く予定の場所で、これまで使用してきたテーブルに座りながら、座る人数や使い方などを伺っていきます。
結果、選ばれたのが左の天板です。
少し変形ですが、テレビを観たり、食器を置いたり、きれいな長方形よりも、こちらの方が使い勝手が良いとの結論でした。
この欅は幹分かれしていくところで、チヂミ杢など変化のある木目が楽しめる素敵な板です。

後日原寸の型をお持ちし、詳細に天板サイズを決め、脚のデザインも選んでいただきました。

一枚板のテーブルとなると天板の平面を出すのが、今回の一番のお仕事です。
大きな工場では全自動の機械が数十分できれいに平面を出してくれます。
私たちは手鉋で1ヶ月以上掛け、少しずつ平面を出します。
削っては遊ばせ、削っては遊ばせ、その木が一番安定する状態になるよう、様子を見ながら仕上げていきます。

今回、天板の裏面には金属の反り止めを入れました。
T字型の強力な反り止めです。
60mm以上ある天板が反ろうとしたときの力は強力です。
木の反り止めでは抑えられません。
考えられる一番強力な反り止めを取り付け、反る力を抑えます。

木取りを終えた、脚となる材です。
立派な天板に負けないよう、80mm以上のけやきの厚板から追い柾材になるよう削り出しました。
脚も妥協せず、きれいな良材で制作します。
私たちがこだわっていることです。

組み立てられた脚です。
純和風建築のご自宅に置かれますので、和のデザインのT字脚をご提案しました。
追い柾の通直材によって、縦格子の和の雰囲気が出ています。
脚だけでもとても重たく、まさに重厚です。

完成した欅一枚板のダイニングテーブル。
色合いも他の家具と合い、原寸型で打ち合わせした甲斐も合って、ぴったり納まりました。
素敵な空間に置かれ、制作した私たちも嬉しくなりました。