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おがめ仕上げ リビングセット(ブラックウォールナット) - すわる くつろぐ -

サイズ
 テレビボード    H460×W2000×D430
 コーヒーテーブル  H420×W1700×D370
 ベンチ       H830×W1910×D700

使用木材       ブラックウォールナット

改装されたご自宅にダイニングセットとリビングセットを
合わせてご注文いただきました。
当工房ショールームにあった、
製材したままのブラックウォールナットの板を使用したベンチを気に入られて、
すべて同じ仕様で、ということでした。
木の素材感はそのまま、節や割れもいかした仕上げをしていきます。
ここではリビングセットをご紹介します。
ベンチは数年前に制作したものです。
この板はブラックウォールナットの厚板を
再度、製材し直した際に出た、余りの板です。
一度製材されて、ある程度乾燥した板を挽き直すと
応力の問題で板は大きく反ります。
そのまま座面として使用したのがこのベンチです。
クッションは曲面に合わせて作っていただきピッタリとおさまります。

製材したままの板といっても、仕上がりに妥協はありません。
ある程度、形が決まった時点でシンナーで洗います。
ブラシでこすりながら汚れやシミをとっていきます。
おがめの表情はそのままに
見違えるようにすっきりきれいになりますよ。

今回の一連の制作の中で唯一の箱ものがテレビボードです。
天板は他と同じくおがめを残した一枚板が設置されます。
箱自体は極力シンプルに。
前板は大きな節がある板を3分割し、側板にかぶさるかたちでおさまります。
最終的な位置を確認し加工していきます。

前板の節がうまくいきました。
箱と天板のサイズの調整も進めていく中で決めていきました。
ご依頼主は寺社仏閣を多く手掛ける設計士の方なのですが
こちらで決めたこの天板と本体の寸法の関係が、はからずも、
寺社仏閣に多く用いられる比率にそっくりだということでした。
気づかないうちに日本の美の感覚というものが
養われているんだなぁと感じました。
この天板も製材されたそのままの板を使用しています。
接合のために間に設置されている台輪を
板の反りに合わせて削っていく必要がありこちらもなかなか大変でした...
しっかり合わせないと下からネジをもんだ際に、
天板が引っ張られて割れる可能性があるため必要な作業です。

コーヒーテーブルも合わせて制作しました。
もちろん同様の仕様です。
3点揃うとなかなかの迫力ではないでしょうか。

設計士さんのご自宅といこともあり、大変こだわって作られた空間でした。
設置箇所までの移動が難しいということもあり
珍しくスタッフ全員での納品となりました。
こだわり貫いた空間にアクロージュファニチャーの家具を
選んでいただけるのは本当にうれしいことです。
まとめてご注文をいただくということも多くはありませんので
大変貴重な経験をさせていただきました。