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ブラックウォールナットスピーカーの制作 - ねる まなぶ あそぶ -

サイズ  本体H274×W154×D226  フロントパネルH432×W254×t32
使用木材 ブラックウォールナット無垢材

スピーカー1組とフロントパネル1組のご依頼をいただきました。
当工房が掲載された記事をご覧になり、お問い合わせいただいたとのことです。
それぞれご自身でお持ちのユニットに合わせての制作です。
フロントパネルは既存のスピーカーのフロント部のみを無垢材に取り替える仕様。
本体は当工房と音楽之友社様との共同制作のスピーカーを基本とし、ユニットに対する内部の体積などから寸法を割り出し、再設計していきます。

当工房はスピーカーはじめ、無垢材を使用したオーディオにも力を入れており、これまで関係者の方々からたくさんのことを学ばせていただきました。
ご依頼者様もまたオーディオについて膨大な知識をお持ちで、色々と教わりながら、打ち合わせを重ねていきます。
樹種や木目、節など、全ての要素が音に影響してくるので、お互いの経験を持ち寄り、よりよい音を生むスピーカーを目指します。

樹種はオーディオとの相性が良いブラックウォールナットを使用。
節、割れなどの欠点がなく、且つ本体、フロントパネル共に全てのパーツが左右対称になるよう、素性の良い材料から贅沢に切り出していきます。

最適な寸法があるため、エンクロージャーも無垢材で自作します。
旋盤で径を削り出し、その後中心の穴あけを行います。

各ユニットがピタリと納まるよう、前面には掘り込みをしています。
また、縁にはそれぞれ傾斜と丸面の面取りをします。
この面形状も音に影響してくるのだそうです。
穴の内部の形状や、ユニットの取り付け方などにも、随所にご依頼主様のこだわりが詰まっています。

塗装をしてユニットを取り付けます。
見た目の美しさと機能を兼ね備えた総無垢のスピーカーです。
左右対称の木目も相まって、唯一無二の高級感ある仕上がりになりました。
そしてなにより、とても楽しそうに打ち合わせをされるご依頼主様。
そのご期待に応えることが出来て作り手としてとても嬉しく思います。
しかしスピーカーはこれですべてが完成された訳ではありません。
今後、ご依頼主様の手が加わり、時を経る毎にますます良い音を奏でていくのだと思います。