アクロージュファニチャー

木工教室の生徒からのメール/岸邦明

2015年3月17日

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木工教室の生徒のひとりからメールをいただきました。

彼は大手メーカーでパソコンのデザインをしてきたプロのデザイナーですが、

安定した職を辞し、ドイツのデザイン会社に転職するそうです。

引っ越すまでの数ヶ月間ではありましたが、

「椅子をデザインし、制作してみたい」と熱心にお願いされ、教室に参加していただきました。

3ヶ月間と制作する時間は充分ではありませんでしたが、出国前に何とか作り上げました。

処女作にも係わらず、プロのプロダクトデザイナーの椅子は高い完成度を見せてくれました。

 

木工教室を通して、いろいろな職業の方と交流を持つことができています。

少なからず、私自身の制作にも良い影響を与えてくれます。

彼が自分の名前で活躍できる日が来ることを願っています。

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岸先生

本日無事に椅子が届きました!作るところから梱包して送っていただくところまで、

本当にご迷惑ばかりおかけしまして申し訳ありませんでした。

改めて見ても、かなり綺麗にできたと思います。まあ、ほぼ先生に作っていただいたからなのですが、、、

でも初めてちゃんと椅子を作ってみて、家具の加工法的にどういった形状や加工が難易度が高いのか、

強度への意識の高さ、木材だからこそでる魅力など、初めて気づく点も多く、

これからも自分で家具のデザインを少しずつでも続けていきたいと思うなかで非常に貴重な経験でした。

ありがとうございました!

また先生の木材の質へのこだわりや、作りに妥協しない点も、少し一緒にやらせて頂いただけですが

非常に勉強になりました。

近年どの産業も大量生産したものを安く買う人が多いですが、

品質にこだわるユーザーも増えてきているのも事実だと思いますし、

先生のような質を大切にしている方がもっと必要になってくるはずだと思います。

そうでなければ、よく言われる日本の職人の技術というのもどんどん消えていってしまいますし。

私はこれからジャンル問わず色々なものをデザインしていきたいと思っていますが、

できる限り多く、先生のように質にこだわってモノを作っている方と一緒に物作りができる機会に出会えたらと思っています。

そのためにはもっと信頼していただけるような仕事をしていかなければいけないですが、

一つ一つの機会を大事に頑張ります。

[中略]

また日本に帰ってきてタイミングが合えば、是非教室に通ってもっといろんなモノを作りたいと思っているので、

その時はまたよろしくお願いします。今度は丸投げしないように頑張ります(笑)

メール長くなってすみません、、

楽しい時間をありがとうございました!またいつかお会いしましょう。

本当にありがとうございました!

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