- ホーム
- 木工教室
今、暮らしの豊かさがより求められています。「自分でできることは自分で行いたい」と想い、DIYなどに取り組む方も増えています。
その中で、ものづくりの楽しさや大切さを実感する人が多くなっているのではないでしょうか。
日本の恵まれた自然の中で育まれてきた木工は、木の美しさや癒しを大切にしてきた、日本文化の柱です。
木に触れ、ものづくりに没頭することは、とても贅沢な時間であり、皆さまの生活の彩りにきっとなると思います。
木工教室を開催して15年。これからも、皆さまのお役に立てますよう、木工をお伝えし続けます。
※レッスンは基本的に日本語で行います。ただし、コースにより基本的な英語を話す講師はいます。詳しくはお問い合わせください。
木工教室からのお知らせ
神楽坂木工教室の特徴

現役の職人が教える
講師は無垢の特注家具を制作する、現役の家具職人たちです。
一級家具製作技能士の国家資格を持つ職人が、デザイン・設計・加工・塗装など、幅広い知識・技術を丁寧に教えています。
手ぶらで通える
普段家具を制作している空間を開放しています。プロの職人が手入れした道具、環境を使えます。もちろん、自分の道具を使ってのレベルアップも図れます。

希少な無垢材を使える
各地で買い付けている良材から自分が作りたい作品に合った木材を選べます。
本格的な家具材で一生ものの家具が作れます。
15年以上の実績
初心者から5年以上通っているベテランまで、一緒の時間で木工を楽しんでいます。
講師はそれぞれのレベルに合わせ、必要な知識や技術を伝えています。
先の自分を想いながら、安心して学ぶことができます。
幅広い年代
20代から70代、女性も4割程と幅広い世代の方が通っています。
学生からリタイア組まで、木工を通じて世代を越えた楽しい交流が生まれています。
充実のサポート体制
お休みしても振替を取ることができます。作業は個々の習得レベルに合わせて進めています。
それぞれのペースで通い続けることができます。
プロも通う教室
より高い手加工の技術を身に付けたいプロの職人も通っています。
刃物の研ぎや道具の仕込みを始め、望む方にはとことん木工の神髄をお伝えしています。
充実の設備
各種電動工具、個人では揃えられない大型木工機械なども技術の習得に合わせ使用していきます。音や粉塵を気にすることなく、楽しめます。

都心にある
教室は神楽坂駅から徒歩4分。江戸川橋・飯田橋駅からも徒歩圏内の通いやすい場所にあります。
神奈川・埼玉・千葉からも通える、近くの木工教室です。
一般コース
カリキュラムについて
カリキュラムの流れ
- ※時間はデザインやサイズによって変わります
- ※目安年月は1クラス参加の場合です(2回/月[隔週])
- ※2クラス受講し、月4回通われている方もいます
基礎
カリキュラム
木工を楽しむための土台となる、基礎的な知識や技術を学びます。全くの初心者でも無理なく安心して学べるよう、カリキュラムを整えています。
道具に触れる
教室で使用する手道具は人数分ご用意。これから使う道具に触れ、名前と使い方を学ぶところからスタート。墨付けの練習から実践していきます。(矩回し練習)
ほぞ加工
(棒材と棒材の接合)
白書や毛引きを使った墨付けから、鑿と玄翁、鋸を使って組み手の基礎となる、穴あけ・ほぞ加工を学びます。(平面や直角の練習)
あられ加工
(板材と板材の接合)
ほぞ加工の次はあられ組み(五枚組継ぎ)に挑戦します。組手の基礎でありながらも、重要な要素が数多くあり、しっかり手加工で作り上げられれば、手加工技術の基本を身に付けたことになります。(平面や直角の習得)
応用
カリキュラム
基礎的な知識や技術を身に付け、いよいよオリジナルの作品づくりとなります。家具は大きく分けると「箱物」と「脚物」に分類されます。それぞれの制作に挑戦します。
【全ての工程に挑戦します。デザイン→製図→ミニチュア制作→樹種選び→木取り→手加工→仕上げ→接着→塗装】
箱物課題
1作品目は箱物。機械を極力使わず、これまで習得してきた手加工の技術で小品に挑戦します。小品を作り上げるだけでも、多くの技術や労力が必要であると実感し、大きな経験となります。
脚物課題
2作品目は脚物の基本となるスツールに挑戦します。強度やバランス、曲線や斜めの脚など、箱物とは違った要素が加わります。板からの木取に始まり、木づくりでは木工機械も使い始めます。用途の違ういろいろな鉋を使った座面の造形作業も加わり、プロレベルの知識や技術を多用しての制作になります。
実践
カリキュラム
多くの努力をともなう基礎・応用カリキュラムをやり遂げた方は、ついに自由制作に入れます。月二回の教室という中で、ここまでで早い方でも丸2年はかかります。それなりの年月が必要になりますが、全くの初心者だった方が、プロ顔負けの知識や技術で家具を作れるようになっていきます。
自由制作
手加工中心で作る方や機械を多用する方、小品をどんどん作る方や何年も掛け一作品に挑戦する方など、それぞれ木工を楽しんでいます。教室内だけでなく家でも取り組む方や、学び切って卒業し、ライフワークにして取り組み続ける方もいらっしゃいます。
専門
プログラム
神楽坂木工教室では、「つくることの喜び」を感じて欲しいと考え、まずは制作するための技術や知識を身に付けるカリキュラムを柱としています。手道具・機械・材料など、より本格的に木工を楽しむために必要となる技術や知識については、通常の教室とは別に、専門プログラムをご用意し、集中してお伝えしています。
自分の道具を持つ
教室では、自宅で制作できない方もいますので、全ての手道具や機械をご用意し、手ぶらで通い続けられるようにしています。また、手道具の仕込み・調整・刃物の研ぎなどはとても奥が深く、全ての人が習得することは現実的に難しいと思っています。「自宅でもできるようにしたい」「ライフワークにしたい」という方を中心に「自分の道具を持つ」ための専門プログラムをご用意しています。
道具の仕込みや調整
手道具は正しく使える状態で販売していません。使い手自身で仕込みや調整をできなければ、使い続けることが不可能だからです。手にした全ての道具に対し、この作業が必要になります。
刃物の研ぎ
「研ぎ一生」と言われるほど、木工の中で奥の深い研ぎですが、実践的に使用できる知識や技術が身に付けられるようお伝えしています。
治具(ジグ)の制作や習得
各種木口台などの治具を制作し、直角や留め面(45°)がきれいに作れるように練習します。
特別講習
月二回の教室内で制作と並行して学ぶことが難しい、必要な知識や技術においては、定期的に特別講習を開講し集中的にお伝えしています。

手道具講習 鑿
【鑿仕込み・研ぎ】
鑿の仕込み・調整・研ぎに関して、1日で集中して学びます。手道具を持つ第一歩は一本の鑿を使えるようになることから始まります。道具をもつ喜びが感じられます。
手道具講習 鉋
【鉋仕込み・初削り】&【鉋研ぎ・削り】
鉋の仕込みから初削り、調整・研ぎ・削り練習とそれぞれ1日掛けて学びます。非常に多岐に渡る作業を、まとめて行うことで、全体の作業のボリュームや流れが分かり易くなります。
機械講習
【木工機械】&【電動工具講習】
20種類以上の木工機械や電動工具を、各1日で体験します。ほぼ全ての機械を一気に使用することで、機械でできることやできないこと、危険性や粉塵、騒音などの全容を理解し易くなります。
椅子講習
デザイン、人間工学にもどつく設計、図面の書き方、模型作りと、椅子製作に必要なことをお伝えします。教室でスツール制作以降に取り組まれている方が対象の上級者向けです。講習内で設計した椅子は普段の教室にて取り組んでいきます。

家具講習
家具の歴史や文化、人間工学に基づいた設計・デザイン、家具業界の変容と今のトレンドなど、家具にまつわるあらゆることをお伝えする座学メインの講習です。
クラス・月謝
1クラスで月2回(隔週)の受講となります。土日のみ【第1・3週】か【第2・4週】のどちらかをお選びください。

| 曜日 | 時間 | 生徒数 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 平日の午前・午後 | 4時間 | 14~21名 | 13,200円(税込) |
| 平日の夜間 | 3時間 | 14~21名 | 13,200円(税込) |
| 土日の午前・午後 | 4時間 | 21名 | 14,300円(税込) |
※2024年6月より
- ※別途、教材費が掛かります。(下記表記は全て税込み価格です)
- ※制作するものの大きさによって、材料の保管料をいただくことがあります。
- ※初回に掛かる費用
‐ 平日の午前・午後・夜間クラス 41,250円(月謝13,200円×3ヶ月分*1、練習材木費1,650円)
‐ 土日の午前・午後クラス 44,550円(月謝14,300円×3ヶ月分*1、練習材木費1,650円) - *1:月謝支払方法は口座振替をご利用いただく予定です。お手続きに3ヶ月程掛かりますので、初月~3ヶ月目までのお月謝をまとめてお支払いいただきます。
- ※水曜日の第1・3週午後コースを除き、日本語でのコミュニケーションが取れる方を対象としています。
英語でのレッスンを希望する方は、水曜日の第1・3週午後コースにお申込みください。 - ※3ヶ月目に掛かる費用(鋸替刃2,530円~ / 練習材木費1,650円・2,200円)
- ※5ヶ月目以降に掛かる費用(材料費1,000円/月程度 ※制作する物によって変わります)
ジュニアコース
カリキュラムについて
本格的なカリキュラム
一般(大人向け)コースのカリキュラムをベースに、未成年でも飽きず楽しめる工夫を凝らして授業を進めます。
講師は現役の家具職人
普段家具製作をしている現役の家具職人(有資格者)が講師を務めます。本格的な技術、知識を学べます。
15年の実績
大人に教えてきたノウハウで、それぞれのペースに合わせて進めて行きます。
手ぶらで通える
作業に必要な道具は全てご用意しております。手入れされた道具を使い、音や粉塵を気にせず作業に取り組めます。
サポートの充実
お休みをされた場合も別日にて受講いただける振替サービスもご利用いただけます。
アイディアを形にする工程を学ぶ
確かな技術を身に付けるだけでなく、イメージしたものを実現させるまでに必要な力(構造設計、製図など)を生徒と一緒に考えながら総合的に学びます。
クラス・月謝
| 曜日 | 時間 | 生徒数 | 価格 |
|---|---|---|---|
| 平日の午前・午後 | 4時間 | 14~21名 | 13,200円(税込) |
| 平日の夜間 | 3時間 | 14~21名 | 13,200円(税込) |
| 土日の午前・午後 | 4時間 | 21名 | 14,300円(税込) |
※2024年6月より
- ※曜日や時間はご相談ください。
- ※参加クラスは基本的に固定となります。ただ振替可能な日もご用意しております。
- ※別途、教材費が掛かります。(下記表記は全て税込み価格です)
- ※制作するものの大きさによって、材料の保管料をいただくことがあります。
- ※初回に掛かる費用
‐ 平日の午前・午後・夜間クラス 41,250円(月謝13,200円×3ヶ月分*1、練習材木費1,650円)
‐ 土日の午前・午後クラス 44,550円(月謝14,300円×3ヶ月分*1、練習材木費1,650円) - *1:月謝支払方法は口座振替をご利用いただく予定です。お手続きに3ヶ月程掛かりますので、初月~3ヶ月目までのお月謝をまとめてお支払いいただきます。
- ※水曜日の第1・3週午後コースを除き、日本語でのコミュニケーションが取れる方を対象としています。
英語でのレッスンを希望する方は、水曜日の第1・3週午後コースにお申込みください。 - ※3ヶ月目に掛かる費用(鋸替刃2,530円~ / 練習材木費1,650円・2,200円円)
- ※5ヶ月目以降に掛かる費用(材料費1,000円/月程度 ※制作する物によって変わります)
注意事項
授業の中で刃物を取り扱います。鑿や鉋は、注意を怠れば危険なケガにつながる道具です。(※骨にまで達するケガは瞬時に生じます)当教室による重大な過失による場合以外の、教室内での傷病・私物の破損には責任を負うことはできませんのでご了承ください。
安全に、楽しく木工技術を学んで行くためには、保護者様のご理解ご協力が必要です。
木工教室を行い15年間、一度も大きな事故は生じておりませんが、未成年者への教室参加の前に、三者面談をお願いしています。
個人レッスン・企業団体研修・ワークショップについて
個人レッスン(短期集中木工体験)
大工道具の研ぎや調整の講習・仕口加工などの実技講習
【費用目安:50,000円~/日】
少人数の短期集中型のパーソナルレッスン。簡単な木工体験ができる1日ワークショップから仕口加工や研ぎなどの本格的な実技講習まで、ご要望に応じて対応しております。お気軽にお問い合わせください。

企業研修・団体研修(木工実技ものつくり研修)
道具・研ぎ・削りなどの講習
【費用目安:100,000円~/日】
建築関係者や木工愛好家、学生向けに、日本の木工技術を伝える研修を行っています。
①2024年に隈研吾建築都市設計事務所・東京大学・ギリシャ大学とで行われた、木と石の共同研究においてギリシャ大学の建築学科の学生に日本の手道具の使い方や研ぎの技術を指導しました。
②2023年アメリカ最大級の木工展の一つ、Northeastern Woodworkers Association[NWA]※ 主催の「Showcase」にて日本の木工技術や文化について実技講演しました。伝統的な木工の知識を学び、実践できる機会を提供します。
内容や日程について、お気軽にご相談ください。
※Northeastern Woodworkers Association(NWA) は、アメリカ・ニューヨーク州を拠点とする木工愛好家やプロの木工家による非営利団体で、ファインウッドワーキング(精密で高度な木工技術)を追求する人々が集まる組織です。木工技術の向上や情報共有を目的としており、講習会や展示会、ワークショップなどを開催しています。

①隈研吾建築都市設計事務所・東京大学・ギリシャ大学との共同研究でのグループレッスン

②アメリカ・ニューヨークでのNortheastern Woodworkers Associationでの実技講演
ワークショップ(生徒・学生向け)
小学校~大学生
【費用目安:80,000円~/日】
小学生や中学生の生徒には職業としての木工の魅力を伝えたり、マグネット・コースター・カッティングボードなどを題材にしながら、作品作りを体験をしていただけます。形を考え、切って、仕上げて、塗装する全ての工程を学べます。学生には作品作りだけでなく大工道具の使い方などもお伝えしています。

日本の木工体験(外国人観光客向け)
【費用目安:50,000円~/日】
ご相談内容によって日本の大工道具を使った加工方法や仕口の作り方、刃物の研ぎなどを体験できます。内容や費用はレッスン内容によって変わりますので、詳しくはご相談ください。

木工技術協力の実例
都立工業高校での家具製作指導(2年)
デザイン・構造・素材等を学び、自分自身の携帯電話のためのオリジナルスピーカーを製作しました。
NHK Eテレ「デザインあ」の撮影協力(1日)
「削る」というテーマに合わせ、様々な素材の加工を実施。鉋の削りをハイスピードカメラで撮影し紹介しました。
NHK Eテレ「みいつけた」の撮影協力(1日)
鉋という道具の特徴を子供たちに紹介。木を削り、家具が生まれる様子を紹介しました。
TBSラジオ「工具大好き」出演(2時間)
日本の大工道具の特徴や、良い刃物や道具は何が違うのか、そうした道具を生んだ日本の文化的な背景を紹介しました。

フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」の撮影協力(1時間)
都心にある家具工房での木工体験。
様々な機械を駆使し、製材作業を体験されました。

森山直太朗 ファンクラブ会報誌の撮影協力(2日間)
ギタースタンドの制作に挑戦。デザイン・原寸図面・材選び・加工から仕上げまで、全てご自身の手で作り上げました。
講師からご挨拶
木工教室を開催して15年以上になります。
「本格的な家具材を使用し、正しく家具を作る方法を学べる木工教室」として取り組んでいます。
緑豊かな日本で、木の文化に慣れ親しんできた私たちにとって、木工は今も身近なものづくりです。多くの方が興味を持たれている木工ではありますが、しっかりと作り上げることは、皆さまが思われている以上に、多くの技術や知識・時間を要するものであります。
ですが、そうした労力をかけ、自分の手で作り上げたものが、生活の中でひとつひとつ増えていくことは、教室の生徒の皆さまにとって、大きな喜びとなっています。自然の美しさや力強さを感じられる木で、丁寧に生み出した作品は、皆さまにとって間違いなく一生の宝物になると思います。
これからも、多くの方に「木工の楽しさや奥深さ」を伝えていければと思っています。
目的を果たし、家具職人になったり、家具の訓練校に行くなどし、活躍されている姿を見ることは嬉しい限りです。一通りの技術や知識を学び卒業された生徒さんから、作品作りの近況をいただくことも、とても励みになります。
趣味として取り組まれている生徒の皆さんが「木工は楽しいです」と言ってくださることは、木工を生業とする者として嬉しく思います。
木工の本当の楽しさをお伝えできるよう、今日も教室を続けています!

こんな方が通ってくれています!
- ・ものづくりをする時間を持ちたい
- ・自宅の家具を自身で制作したい
- ・リタイア後の趣味やライフワークにしたい
- ・子供に家具を作ってあげたい
などの目的で通われている方もたくさんいます。
こんな人も通ってくれています!
- ・木工を生業にしている方(家具職・大工・楽器職人など)
- ・木工のプロを目指している方(職業訓練校生・大学生など)
- ・木工という職業に興味を持っている方
- ・ものづくりに携わる職業の方(設計士・デザイナー・加工技術職など)
- ・木部を仕事に活かしたい方(革作家、タイル作家、陶芸作家など)
など、木工に関連する方が多く通ってくれています。







