一枚板を探しに…/岸邦明
2013年6月14日
普段は工房内で、こつこつと家具を制作しているアクロージュファニチャーですが
たまに一日、遠方の場合はそれ以上かけて、探しものに出かけることがあります。
それは…一枚板、つまり家具の材料です。
これも、とっても大事なお仕事です。一期一会です。
今回は意外と、“灯台もと暗し” かも…ということで
近場に目を向けてみることにしました。
どんな材があるのかと楽しみに行ってみると、大きな倉庫に、色々な樹種を揃えてお店を構えていらっしゃいました。
今ではなかなか手に入らないような長く、厚みもある見事な一枚板も積まれています。
工房の天井高には、とても納まらないようなものもあります。
社長さんは、初めてお伺いしたにもかかわらずたくさんの材を見せて下さり、
それにまつわるお話も聞かせていただきました。
つい、“あまりに気に入った一枚板に出会うと、手放したくなくなってしまいませんか?” などと
質問してしましました。
販売する方、お客さま、制作する私たちも同じ気持ちで “これだ! ” という一枚板を探しているんですね。
“より一層、心を込めて作ろう ♪ ”
注文家具を制作している者ならではの特権ですから。