工房移転!!家具工房アクロージュファニチャー(プロローグ)/岸邦明
2016年10月10日
[奥神楽坂に構えた新工房。自社ビルのようですが…2階です]
こんにちは。工房主の岸邦明です。
本当に久しぶりにブログを書くことになります。
ときどき見に来てくださっていた方には大変申し訳なく思っています。
忙しいという言い訳と、本来の筆不精とが合わさって…
この度、家具工房アクロージュファニチャーは神楽坂界隈に工房機能全てを移転しました。
端的に言えばこの一言ではありますが、この10ヵ月間は本当に忙しく、喜びや苦しみ、色々な出来事がありました。
只今47歳の私。幸いにして、髪はこれまで黒髪でしたが、つい最近ボサボサに伸びた乱れ髪を切ったところ、
この半年ほどで白髪が一気に目立つようになり、ビックリしました。
昨日、Googleの撮影が工房にやってきました。
1ヵ月後にはストリートビューのように360度、ショップ・木工教室・工場を皆さまにご紹介できるようになります。
この日を一つ目標とし、改装し続けてきました。
撮影は無事終わり、まだまだ手を入れなくてはならない箇所もありますが、移転の完了も見えてきました。
[所沢工房の移転作業・次の方がすぐにでも使用できるようきれいに改装しました]
スタートは今年1月。年賀の挨拶と共に、新工房となる場所探しが始まりました。
数多くの不動産屋さんに問い合わせを掛け、数多の不動産をチェックしていきました。
間もなくして、予想以上に物件がほとんどないことを知りました。
「東京城西エリアで70坪。駅近で音が出せる建物」
私が練馬、妻が新座、お弟子らが杉並や三鷹、目黒が出身。
そんな私たちにとって、城西エリアが馴染みがありました。
とは言え、「そんな物件、年に数件出てくるかだよ」と不動産屋さんからは言われ、
実際条件にほとんど当てはまるものはありませんでした。
毎日のように不動産情報をチェックし、可能性のある物件は見に行きました。
さらには、一般募集されていない物件がないものかと希望する地域を車でノロノロ走り回りました。
候補が出ては諦める日々、2カ月が過ぎていきました…
[木工教室の皆さまと所沢教室のお別れ食事会・皆さま新教室にも通ってくださり感謝!]
3か月目。「これだ!」という物件は見つけられずにいましたが、可能性のある物件をチェックし、
走り回りつづける日々の中、私たちの工房に合ったエリアがどんどん絞られていきました。
そして最終的に残ったところが神楽坂。
この決して広くはない神楽坂界隈に的を絞り探すことにしました。
大資本があまり入っていない神楽坂。都心に残る落ち着いた商店街。入り込んだ路地に点在するお店たち。
私たちのような小さな工房でも埋もれることなく、独自性も出せそうな場所と感じました。
そして、神楽坂一本釣りに入って数週間。新工房場所が決まりました!!
場所は最近話題性も出てきた「奥神楽坂エリア」
東京中心地にありながらも、印刷工場が残る数少ない準工業地域です。
新工房も元々は印刷工場ビル。今は色々な業種が入るちょっと不思議なビルです。
準工業地域とは言え、契約前には音のチェック。
一番静かな日曜日の午前中に、建物内で作業を行いながら、建物外で音を確認しました。
オーナーからも「問題ないね」と太鼓判。無事契約となりました。
移転作業が始まる緊張感と、移転が決まった喜びや安堵感で一杯に。
移転するぞ~!!
ここまで、移転までのプロローグ。
移転作業をまた書きます。
岸邦明