アクロージュファニチャー

オーディオ・ステレオ

オーダーメイド LPボディ【サクラ/桜】

【樹種】サクラ/桜(無垢材)
【サイズ】W560×D450×H58

レコードプレーヤーのボディを無垢材で制作するご依頼です。
当工房では以前にも何度か制作実績があります。
音に影響を与えるため、どんなデザインでも良い、という訳ではありません。
ポイントは「材質」と「重量」です。

これまでにスピーカーやプレーヤーボディ等、オーディオ関係の制作を積極的に行ってきました。
その中で樹種の違いが音に与える影響を、専門家の方々のご協力の元、学んできました。
柔らかな音、クリアな音。
音と無垢材の関係性は非常に密接です。
今回もお客様と打ち合わせを重ね、音の好みや目指す方向性を確認。
最終的にサクラ材で制作することになりました。

重量を持たせることと機器を収める為に材の厚みが必要になります。
在庫の中に厚み、幅共に適材のサクラがありました。
2枚並びで板厚のある、簡単には手に入らない素材です。
ブックマッチで接ぎ合わせ、450mmの奥行きを確保します。

本体に穴あけをするために盤とアームの位置関係を試作で確認します。
これらの位置が正しくないと、繊細な精密機器は上手く作動しません。

実制作入る前にお客様に脚を運んでいただき、材と試作の確認をしていただきます。
このような作業中盤の打ち合わせを、当工房は条件が合えばできる限り行うようにしています。
これは作業を一旦止める必要があるため、決して効率的ではありません。
しかし、進捗をお客様に実際に見ていただき、納得していただく事で、お互いのイメージを明確に共有することができます。
打ち合わせが難しい場合は写真等で作業報告を行います。
この工程がお客様の安心に繋がり、満足に繋がると考えます。

材料の接ぎ合わせ、サイズ決めした後、試作で割り出した寸法で穴あけ加工を行います。
ミスが許されないので、緊張感のある作業になります。

お納めして早速セッティングをしていただきました。
正にこだわりの詰まった基地の中央に置かれたプレーヤーは、無数の貴重なコレクションにも引けを取らない存在感があります。

楽しそうに爛々と作業を進めるお客様の姿を見て、こちらも釣られて嬉しくなります。
ようやくホッとする瞬間です。
満足いただけたようで、嬉しい限りです。

[制作担当 淺井]

ページの先頭へ戻る