アクロージュファニチャー

オーディオ・TVボード

オーダーメイド スピーカースタンド【板屋楓/イタヤカエデ】無垢

【樹種】イタヤカエデ(無垢材)
【サイズ】W705×D290×H700

お客様がお持ちの貴重なアンティークスピーカーを載せるスタンドのご依頼をいただきました。
スピーカーの存在感を邪魔しないようなデザインと強度を両立したものがご希望です。
打ち合わせと提案を重ね、棒材を骨格のように組んでいく、という方向性で決定しました。

スピーカーを載せるため、スタンドの狂いが音に悪影響を及ぼします。
加工中や完成後も極力狂いが出ないように、材選びも重要になります。
今回は目が通直で欠点がないイタヤカエデを用意しました。
さらにこの中から追柾(四方柾)の部分だけを削り出し、各パーツを作っていきます。

それぞれのパーツで木目が通るように、一本一本木取線を引いていきます。
目が通っていることで、狂いが少なく、且つ見た目の美しい仕上がりになります。
どの木目をどのパーツに使うか、縦木か横木か。
数ある選択肢の中から、組み上がった時の見え方が最も綺麗になる組み合わせを探していきます。

ホゾはドミノを使った雇いホゾです。
接合部が多いので、伴ってホゾの加工箇所も多くなります。
組み合わせや向きを間違えないように正確に加工を進めていきます。

スピーカーは極力接地面が小さい方が良いとのことで、スタンドに直置きせず、インシュレーターを間にかませてスタンドに配置します。
仮組の段階でスピーカーを乗せて最終確認。
スピーカーを含めると高さが1500mm程になります。
大きなスピーカーがさらに存在感を増しました。

圧締方向が複雑になるので、数回に分けて接着していきます。
スピーカーの曲面に合わせて、スタンドも前方が曲面になっているので、上手く接合面に圧を掛けるためには工夫が必要になります。
また、材に狂いはなくともこの接着の工程でズレが発生してしまうと、やはりスタンド全体の狂いに繋がってきます。
精度の出た平面の上に乗せ、慎重に組んでいきます。

最期にスピーカーの修繕もさせていただきました。
古い塗料を丁寧に剥がし再塗装。
艶感も出て、名機が蘇りました。

オーダーメイドでしか実現できない専用のスタンド。
設置した時のスピーカーの高さにもこだわりがあるようです。
理想の音作りに一歩近づけたと、嬉しいお言葉をいただきました。

ページの先頭へ戻る