アクロージュファニチャー

TVボード・テレビ台

オーダーメイド家具 テレビボード【ブラックウォールナット】無垢・化粧合板

【樹種】ブラックウォールナット(化粧合板、無垢材)
【サイズ】W1450×D400×H524
【塗装】オリジナルハイブリット仕様 含侵系ウレタン+植物系オイルフィニッシュ

リビングで使用される、コタツテーブル、カウンターテーブル、テレビボード一式の制作ご依頼をいただきました。
樹種はお部屋の雰囲気と併せてブラックウォールナットを用います。
それぞれ材選びから、打ち合わせを重ねてディティールをつめていきます。
同じ空間で使用する3点が並んだときの見え方を意識しながら制作を進めていきました。

こちらのテレビボードは、天板と格子扉を無垢材、本体の箱や棚板を化粧合板で制作することになりました。


カウンターテーブルはコチラ▼
https://www.acroge-furniture.com/products/made-to-order/11169.html
コタツテーブルはコチラ▼
https://www.acroge-furniture.com/products/made-to-order/11166.html

左の画像は本体の側板です。化粧合板の練り合わせですが、表に見える側板(外側)には2mmの無垢板を貼り付けました。通常の化粧合板の表面にも無垢が貼られていますが、その厚みはわずか0.3mmです。その厚み故に、本物っぽさが欠けて見えてしまうこともあります。しかし、2mmの厚みを持たせることで、表情に深みが出て、一見すると無垢一枚板のように見えてきます。
この違いは是非、見比べていただきたいポイントです。

こちらは天板の側面です。セットでご依頼いただいた、コタツ、カウンターテーブルと併せ、同じ面形状(2段傾斜)を施しました。また、それぞれの脚も外側に傾斜させた形で揃えています。
この2つが共通することで、3台の統一感にもつながります。

次の写真は格子扉です。設計の段階で、今回一番時間を費やしたのがこの格子でした。
「格子が重なる時は、中が見えなくなるようにしたい」と、一見するとよくある仕様に思われますが、、、
いざ今回の設計で取り組んでみると、中々に難しい。。
その他の条件として、扉を閉じて2枚が並ぶ時、中央の框がちょうど重なるようにしています。
格子の太さと間隔をどうしたらこの条件がそろうのか、0.1mm単位で計算し、社員みんなで頭を抱えました。。
なんとか試行錯誤を繰り返し、答えを導き出しました。
細心の注意を払いながら加工・組み立てをし、今回の形に仕上げることができました。

同じものを作ることがほぼ無いオーダーメイド。これまでも何度となく難問をクリアしてきましたが、今回もまた非常に勉強になる制作となりました。

左サイドの収納。
上段は開き戸、下段はDVD収納用の引き出しです。手前に格子が来るので取手は付けられないため、どちらもプッシュオープン式にしています。

右サイドの収納。
AV機器やゲーム機を入れることを想定して、配線用の横穴や取り外し可能な目隠しの板を施しています。棚板は5段階の可動式です。

カウンターテーブル、コタツテーブル、テレビボード。それぞれにこだわりをお持ちのご依頼主様。一つ一つのご希望を叶えつつ、統一感を出すことができるのもオーダーメイドだからこそです。3つ並んだ空間に大変満足していただき、制作としても嬉しい限りです。

[制作担当 岡田]

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