アクロージュファニチャー

修理・修繕

アンティークダイニングセット 修理・修繕

アンティークのダイニングテーブルとイス4脚の修理、修繕のご依頼です。
高さも全体的に低くしたいというご要望でした。

塗装はほぼはがれた状態でシミになっている部分も確認できます。
樹種は貴重なチークの一枚板です。
こういったものに出会えるのはアンティークならではかもしれませんね。
表面を整え、再塗装します。

椅子は革が割れている状態です。
構造的な部分も修復が必要でした。

貼られている生地をすべてはがし、ほぞに改めて補強をします。
イスも高さを低くし、補強した箇所も含め、全体の色を揃え再塗装です。

一度修復されているアンティーク家具は前回の加工箇所、方法を
確認しながらの作業です。
イメージ通りに加工が行えない可能性もあるので
事前に全体を把握することが大事です。
また、加工箇所とそのままにしてある部分の境目を極力なくし、
色を合わせていくのも重要な作業です。

天板は磨いたあと、ウレタンオイルを重ね塗膜をつけました。
なかなかお目にかかれないチークの一枚板です。
なんとも言えない高級感がありますね。

テーブルの高さを低くするために天板裏を掘りこんで
脚の一部をかぶせることで対応しました。
鉄脚自体を切断することはあまり現実的ではなく、このような形になりました。

また、かなり反りも強かったので天板裏に反り止め加工をしました。
もともと反っているものを完全にまっ平に、といのは難しいですが
使用上、問題がない程度まで抑えるいことができました。

イスも改めて革を貼り直してもらいました。
はずした鋲を整えてまた打ち直します。

実はこの作業、かなり大変でした...。
リペアは専門でやられている方がいる仕事です。
純粋な家具制作とはまた違った難しさがあるのはもちろん、わかっています。
先に言ったようにもとの色や、風合いを消し去るのではなく
重ねて馴染ませていきます。
金属は真新しいものと使い込まれたものではまるで雰囲気が違いますね。
革が新しくなるので鋲はそのまま残そうということになりました。
一度ぬかれて根本が曲がってしまった古い鋲は当時の強度を持っていません。
芯をまっすぐに戻せても素直にまっすぐささってくれるとは限らないんですね。
ひとつひとつ、ひと叩きずつ、慎重に取り付けていきました。

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