アクロージュファニチャー

デスク・机

オーダーメイド家具 カウンターデスク&棚板【ナラ・サクラ】化粧合板・無垢

【樹種】デスク天板・棚板・引き出し箱:ホワイトオーク(化粧合板、無垢材)
引出し前板:サクラ(無垢材)
引出し内箱:シナ(無垢材)
【サイズ】
メインデスク W1275×D750×H30
棚板(下2段) W1675×D400×H30
棚板(上2段) W1275×D250×H30
 
【塗装】
オリジナルハイブリット仕様 含侵系ウレタン+植物系オイルフィニッシュ

以前にも壁面オーディオボードのご依頼をいただいたお客様より、今回は書斎デスクと棚板のご依頼をいただきました。

オーディオボードと同じホワイトオークの柾目材(化粧合板)で揃えます。
引き出しの前板は気に入られたサクラの一枚板を使用することに。

約1.6m×1.6mの小さな空間を書斎とするために頂いた今回のご依頼。工房内での加工がメインですが、部屋幅いっぱいに棚や天板を渡すため、最終的なサイズは現場で合わせる必要が出てきます。


前回ご依頼いただいたオーディオボードはコチラ▼
オーディオボード【ホワイトオーク】化粧合板 無垢材

化粧合板を使い各パーツを練り合わせていきます。
断面には無垢の挽き板(ナラ材の薄板)を貼り合わせることで、合板ならではの綺麗な仕上がりにしていきます。

今回も使用することになった、オークの柾目材ですが、色味などオーディオボードの時と近しい材料を手に入れる事が出来たので、統一感のあるセットがご用意できました。

引出し前板に使用するサクラの一枚板です。
ご依頼主様のご希望で、前板は本体よりも濃い色味のサクラに。
希望の収容量が決まっていたので、ほぼ余裕がない中での木取りになります。無駄の出ないように木取り線を考え、慎重な加工を要します。
余談ですが、こうした時に問題になるのが切断するノコの刃厚です。普段メインで使用している刃厚は3mmですが、切出すのに余裕が無い時はこの刃厚をより薄いものに変えるなどしてミリ単位でサイズを稼ぎます。

こちらが前板の仕上がりです。
サクラらしい木目が3枚しっかり繋がった、唯一無二の綺麗な仕上がりになりました。
取手を取り付けて完成です。

こちらは設置後の様子です。
部屋幅いっぱいのパーツは現場で改めて採寸・確認をし、予め長めに加工したパーツを慎重にカットして取り付けていきます。長さの数値が出ていても、壁が平らでない・直角では無いケースもちょくちょくあるので、そういった場面で職人の力量が試されます。
神経を使う作業ですが、今回もキレイに収めることが出来ました。

棚板は予め壁に取り付けた桟木に載せ、ボルトで固定しています。
構造が目立たない様に棚板に溝をつき、その中に桟木が収まるように設置します。
メインのデスク天板は奥行が750mmと広めに設計されているため、桟木だけでは耐荷重が足りません。隣に並べた棚板と連結しつつ、裏には幅いっぱいの幕板を設け補強いたしました。

機能性がコンパクトに集約された書斎のできあがりです。

納品後のご依頼主様より、
「自分より先に娘がパソコンを置いて作業をしていました」
「この部屋が欲しい」と言われたそうですが、「これだけはあげられない」と気に入っていただいたご様子。

以前は長デスクにお子さんと椅子を並べてPC作業をされていたそうですが、専用の書斎がご用意できましたので、これで作業効率があげられましたでしょうか。

[制作担当 岡田]

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