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オーダーメイド家具  ローボード【橅/ブナ】無垢材 他

サイズ W2450×D360×H675
樹種 ブナ無垢材、ブナ化粧合板、ラワン合板、シナ無垢材

以前、ブナのテーブルをお納めしたお客様から、同じ空間に置くテレビボードのご依頼をいただきました。
ブナ材の雰囲気を気に入っていただいていることと、お部屋の統一感を考慮して、今回も同じくブナ材を使って制作します。

ブナ材を使用することは決まりましたが、肝心のブナの化粧合板をあまり見たことがありません。
実際に探してみてもなかなかヒットせず、ここで一つ目の壁にぶつかりました。
総無垢という選択肢もありましたが、コスト面や作業性において現実的ではなく、最終的には合板を作るという結論に至りました。
専門の会社に在庫していたブナの薄板を持ち込み、合板を制作してもらいます。

材料は手に入りましたが、二つ目の壁にぶつかります。
限られた材料から作った合板のため、木取りが簡単ではないということです。
合板制作時の薄板の貼り付ける順番や、表裏によって違和感が生まれたり、表情が全く変わってきます。
特に前扉の木目の見せ方は試行錯誤を繰り返しました。
最善の木取りを目指すため、薄板の貼り方を細かく指定し、何度も合板の作り直しを行いました。

天板は無垢材の2枚ハギで、長尺ですが節などの欠点がない良材です。
ブナ材で長尺であるため、平面出しを行ってもやはり反りが発生します。
目違いが生まれないように慎重にハギ合わせを行っていきます。
天板は本体からネジで引っ張る仕様なので、箱体が反り止めの代わりになります。

開き扉8枚、抽斗4杯からなる、収納力抜群のローボードです。
今回の抽斗は有効寸法を確保するためにスライドレールを使わず、仕込みによる収めにしました。加工時の湿気などを考慮しながら塩梅を調整します。

こだわった前扉の木目の並びも、納得のいく仕上がりになりました。
脚、つまみはそれぞれ旋盤加工で削り出し、つまみはお客様立ち合いの下、現場で位置決め、取り付けを行いました。

天板見付の面取りは以前納めたテーブルとデザインを踏襲。
2つの家具が部屋全体の雰囲気を作り出しているようです。
お客様には度々工房に足を運んでいただき、進捗をご確認いただきながらの制作となりました。
イメージ通りな仕上がりに、大変満足していただけたようです。

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